双金園芸場から焼く300km離れた、井岡山(jing gang san)まで2泊3日のコースで旅行してきました。
井岡山というところは「革命揺籃」の地と紹介されています。
１９２７年に毛沢東らがこの山中に共産主義集落を作り国家建設の思想を練り上げた、また、反対勢力との武力衝突も繰り返しあり
多くの人々が亡くなったということになっていますが、詳しいことは勉強不足です。
今では現代中国の歴史学習上重要な観光地になっていて、標高９００ｍの山の上に突然開けた避暑観光地のようなところで、
日本で言うと「軽井沢」のような感じを受けました。（軽井沢を訪問したことはありませんが）。
人口8000人くらいの町に、8000人以上の収容能力を持つホテルや各種共済組合運営のようなロッジが軒を並べています。
街には観光産業以外にはありません。しかし、ここを訪問する観光客は中国共産党に縁の深い人たちが多いせいか落とす
お金も多いように感じます。木彫りの像など300元くらいから３０，０００元くらいまでいろいろとあります。本当に１0，０００元以上
のものが売れるのかどうかわかりませんが、国内の送料は無料だとのこと。
みやげ物店を見てまわって気づいたことは山林資源を活用した商品が多いいこと。具体的にはキノコ類の乾燥もの、タケノコの
味を煮込んだ乾燥もの、ワラビ類の乾燥もの、薬用成分がある葉の乾燥もの、竹の加工製品などが多く並んでいました。
宿泊は江西省農業庁の羅霄山荘(ruo xiao)(農業幹部井岡山訓練基地)。
要するに共済の宿です。ここにはさらに別の看板が掲示されています。
江西省井岡山野生花卉原種繁殖基地というのがあります。亜熱帯地域の高山地帯の希少植物の保護と繁殖を手がけているようです。
1999年の昆明の植物博覧会で入賞した虎舌紅という葉の裏表に毛が生えた赤い茎葉の植物を見せてもらいました。
体調的には風邪を引きかかっており、山荘では最悪のコンディションになったので大事を取って1日寝ることにしました。
布団だけでは寒かったので持参していたゴアテックスのウィンドブレーカーを兼ねたカッパを着込んで布団に潜っていました。
下痢で何度もトイレに通いました。急に涼しくなり疲れが出たのか油断したのかひどい状態が出発の日も含めて2日間続きました。
9月2日にはなんとか回復して無事双金園芸場まで帰れました。
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| 革命博物館前で | 1999年の昆明の植物博覧会で入賞した虎舌紅という葉の裏表に毛が生えた赤い茎葉の植物を見せてもらいました。 |
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| 各種林産物 | 土産物店街（木彫り製品が有名） |
9月2日 吉水という町に立ち寄る
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| 町にある農業技術指導センター | 農業資材も販売している |
江西農業経済誌より
１．農民の智力開発、知識農業の発展の必要性
・全国農村戸別土地規模：９．２畝/戸 1986年
：７．６５畝/戸 1997年
・専門知識不足、単純労働的、徐剰労働力１億人以上発生している。
・他の産業への就労へは教育が必要。
・人口の８０％が在農村生活者。
２．農民消費水平偏低：
・1997年、農村人均純入−２０９０元／年
・在農民中小于−２０００元的大于６０％
・大于３０００元的農民只有１７．７％
・これに対する城市人均生活費収入５１６０元／年
・農民：城市民＝１：２．５（最近の調査では１:２．８に拡大）
・農民の２０９０元の中には再生産してゆくための生産資材費も含まれる。
・農民増収創造条件−−農民の消費構造を高める方策が必要。お金の循環が農村部でも活発化する。経済が発展する。
３．稲作の経済
・単作：400-500ｋｇ／畝
・２作：800-1000ｋｇ／畝
・価格：1.1〜1.26元／kg
・50kg袋で55〜63元／袋50kg
・最高粗収入は、単作で６３０元、２作で１２６０元。
・水稲作付け面積が５畝（33.3a）として2作作付け、最高収量・最高価格で、６３００元となる。最低収量・最低価格で４４００元。